みかづき透析クリニックMIKAZUKI DIALYSIS CLINIC
Rehabilitation

リハビリテーション

Stay Strong Through Dialysis

歩くことの大切さ

透析を「受けるだけ」で終わらせない。
——動ける体で、これからを過ごしていただくために。

当院には理学療法士が常駐しています。透析に来られた日も、透析のない日も、体を動かす時間をご用意しています。

01
Before Dialysis

透析の、前に

穿刺を待つ時間を使います。5分から20分、体力に合わせて。

02
During Dialysis

透析の、最中に

始まって30分たってから。ベッドでもチェアでもできます。

03
At Your Home

透析の、ない日に

ご自宅へ伺います。1回40分〜1時間、週1〜3回。

A Day at the Clinic

透析に来られた日

玄関からベッドに入るまでのあいだに、運動の時間があります。穿刺を待つ時間を使うので、通院が長くなることはありません。

  1. 送迎車で到着し、着替えますご自宅の玄関先までお迎えにあがっています。
  2. 透析室に入り、体重と体温をはかります透析室に入ってすぐのところに体重計があります。
  3. 運動のスペースへ透析室に入って左手です。理学療法士がおります。車椅子の方、付き添いが必要な方には、理学療法士が付き添います。
  4. シャントの確認と、血圧測定運動を始める前に、理学療法士と一緒に確認します。
  5. お一人ずつに合わせた運動を、5分から20分時間も内容も、その方の体力に合わせて決めています。全員が同じことをするわけではありません。
  6. ご自分のベッドへ戻り、穿刺を待ちます体が温まった状態で、透析に入っていただけます。

月・水・金の午前に通われる方の一例です。通院の曜日と時間帯によって前後します。

Equipment

透析の前に使う器具

透析室に置かれた空圧式のレッグプレス。透析ベッドの並ぶ場所で脚を動かしています
フーマシン レックプレス(空圧式)/透析室で
有酸素運動用の座位バイク。背もたれのある姿勢でペダルをこいでいます
有酸素運動用のエアロバイク
  • エアロバイク ── 息がはずみすぎない範囲で、有酸素運動を行います
  • フーマシン レックプレス(空圧式)── 足腰に負担をかけずに筋力を鍛えられます
  • セラバンド ── 強さの違うものを数種類そろえ、その方に合うものを選びます
  • ダンベル・ストレッチポール ── 畳のスペースで、ストレッチや個別の運動に使います

運動の内容と強さは、理学療法士がお一人ずつ決めています。ご希望の方に行っており、参加されない日があっても構いません。効果や続けやすさには個人差があります。

During Dialysis

透析の、最中に

透析が始まって30分たってから、ベッドやチェアの上で行います。始める前に血圧をはかり、その日の体調を見てから決めます。

  1. 血圧をはかります透析が始まって30分たったころです。血圧が下がっている日・高い日は、臨床工学技士と看護師に相談してから、行うかどうかを決めます。
  2. 3つのやり方から選んで、体を動かします下の3つです。どれも難しい方には、理学療法士がマンツーマンで入ります。
  3. もう一度、血圧をはかります変化があれば臨床工学技士と看護師に共有し、どう対応するかを相談します。
01
Cycling

テラスエルゴ

寝たまま、または座ったまま自転車をこぎます。

02
With a Band

動画を見ながら(セラバンド)

画面の動きに合わせて、ゴムバンドを使って動きます。およそ18分です。

03
Beginner

動画を見ながら(初級編)

道具を使わず、ご自分の体の重みだけで動きます。およそ21分です。

この3つが難しい方には、理学療法士がマンツーマンで入り、その方に合うストレッチや運動を行います。ベッドでも、リクライニングチェアでも同じ運動ができます(チェアは倒して平らにできます)。シャント側の腕は、透析のあいだは動かしません。

At Your Home

透析のない日は、ご自宅へ

理学療法士がご自宅へ伺う、訪問リハビリテーションです。透析のない日に伺うことが多くなっていますが、透析の日にも伺えます。

  1. ご自宅へ伺い、血圧とシャントの音を確認します玄関でお会いしてすぐに行います。
  2. その日の体調を伺います気になることがあれば、内容を変えます。
  3. ベッドの上で、足のストレッチと運動を15分から20分ほど横になったまま、無理のない範囲で行います。
  4. 座って行う運動と、動作の確認立ち上がり、歩き出しなど、暮らしの中の動きを一緒に見ます。
  5. 外を歩く練習、または室内の運動外に出られる方は歩く練習を。出ない方は、お部屋の中でできる運動を多めにします。
  6. 終わりに、もう一度血圧をはかります変化があれば、次に伺うときの内容に反映します。

伺う時刻の一例です。ご都合に合わせて決めます。

1回の時間
40分〜1時間(その方の体力とご希望に合わせます)
頻度
週1回〜週3回
伺う日
透析のない日に伺うことが多くなっています。透析の日にも伺えますので、ご都合をお聞かせください。
ご利用
介護保険を使って伺います。お持ちでない場合の伺い方については、ご相談ください。

What You Want to Do

「やりたいこと」から決めます

お一人ずつ、目指すところが違います。「こうなりたい」を伺って、そこから練習の中身を決めています。

01
Cherry Blossoms

桜を見に行きたい

外を歩く練習を重ねました。花火に行きたいという方もおられました。

02
The Local Izakaya

近くの居酒屋へ行きたい

ご自宅の周りには坂道がありました。まず坂道の練習から始めました。

03
Ground Golf

グランドゴルフに行きたい

歩く動作の練習に加えて、お部屋の中で実際の動きも練習しました。

04
Everyday Life

家の掃除ができるように

暮らしの中の動作を、ひとつずつ確かめながら練習します。

Our Promise

「続けられるだろうか」——そこが、いちばん難しいと考えています。

運動は、続けることが難しいといわれています。だから当院の理学療法士は、無理をさせないことを決めています。

  • 歩く速さなどを数字にして、目標として課すことはしていません
  • 「もっとできるのでは」と思っても、こちらから強くは勧めません
  • ご本人が「今日は5分」と決めた日は、その5分を大事にします
  • 調子がよさそうな日に「今日は少し増やしてみませんか」と声をかけます

いちばん近くにいる立場として、小さなお言葉も拾って、次につなげています。

For Your Safety

安全のために、決めていること

  • 運動の前と後に、血圧をはかります
  • 血圧が下がっている日・高い日は、臨床工学技士と看護師に相談してから、行うかどうかを決めます
  • シャント側の腕は、透析のあいだは動かしません
  • 骨折など、その方の事情に合わせて内容を変えます。動画をそのまま流して全部やっていただくことはしません
  • 顔色と体調を、そのつど伺います

中止の基準は「腎臓リハビリテーション診療ガイドライン(2026年4月15日 改訂版)」を参考にしています。もともと血圧の低い方・高い方もおられるため、最終的な基準は主治医に相談しながら、お一人ずつ決めています。運動の可否は、その日の体調をみて医師とスタッフが判断します。

Our Own Data

数字で見ると

透析の前の運動には、およそ4人に3人の方が参加されています。続けられるかどうかについては、6か月の記録を学会で報告しました。

  • 透析の前の運動に参加された方 76.1%

    2026年6月2日の時点で 71名のうち 54名

  • 運動療法に取り組まれた方 68.3%

    透析患者様 60名のうち 41名

  • 6か月続けられた方 85.4%

    41名のうち 35名

  • 暮らしの動作(ADL)が保たれた方 87.8%

    41名のうち 36名(維持または改善)

暮らしの動作(FIM)の内訳 41名

維持 33名 改善 3名 低下 5名

6か月のあいだに中断された方は 6名(14.6%)でした。理由は腰痛、骨折、血圧の低下、入院などです。結果には個人差があり、すべての方に同じ結果をお約束するものではありません。運動の可否はその日の体調をみて医師とスタッフが判断します。

出典:大阪透析研究会 抄録「透析前運動療法の継続率およびADLへの影響に関する検討」
吉田拓也・花城栞利・野町美紅・川畑栞太・徐 優子・近藤昭彦・吉井悠貴
対象:2025年11月〜2026年5月に当院へ通院された透析患者様 60名/ADLの評価は FIM を用いました。
参加率は 2026年6月2日 時点の院内集計(71名中54名)です。
内容についてのお問い合わせは 06-6388-1101 まで。

Please Visit Us

運動の様子は、見ていただくのがいちばんです。

見学のときに体験していただくこともできます。ご家族だけのご見学も歓迎しています。

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